サガスカーレットグレイス緋色の野望では、他のサガシリーズとは技を閃くための仕様が違います。
仕様を理解しておくことで、ロール習得時など、目的の技を閃く確率を上げることができます。
本作はロールの性能が高く、技の習得がロールの習得に関わってくるため、技を効率的に閃いていくことで、より快適にプレイすることができます。
サガシリーズ閃き仕様の概要
主要なサガシリーズの閃き仕様(概要)
- 技ごとに「閃き難易度」が設定されている
- 敵もしくは出会った敵パーティに「閃きレベル」が設定されている
- 「閃き難易度」と「閃きレベル」を比較し、閃きレベルが高いほど技を閃きやすくなる
- 通常攻撃を含む技ごとに、閃くことが可能な技が設定されている
作品によって若干の仕様の違いはありますが、概ねこんな感じでしょうか。
そのため、強い敵=閃きレベルの高い敵 と戦うと、確率が一気に高くなるため、ピコンピコンと閃きます。
逆に敵が弱いと一切閃くことはできません。
サガスカーレットグレイスの閃き仕様(概要)
技ごとに「閃き難易度」が設定されている敵もしくは出会った敵パーティに「閃きレベル」が設定されている「閃き難易度」と「閃きレベル」を比較し、閃きレベルが高いほど技を閃きやすくなる- 通常攻撃を含む技ごとに、閃くことが可能な技が設定されている
先程の一覧を整理するとこのようになります。
引き継がれている内容がほどんどありません。
この仕様の違いを理解しておかないと、なかなか必要な技を揃えることができず、苦戦が続くことになります。
サガスカーレットグレイス 緋色の野望 技の閃き仕様
緋色の野望で下方修正されましたが、ロールの威力アップ効果が、攻撃力等ではなくダメージ値に直接かかってくる計算式となっているため、相手の防御力に左右されず、非常に強力です。
逆に、ステータスは攻撃力の方にかかる上に値が小さく、敵の防御に減衰されるため、大きな効果は期待できません。
技を効率良く習得していくことはキャラやパーティを強化する上で、必須となっています。
ロールの習得方法は、特定の技を複数習得することです。
以下は斬打突威力アップ(ダメージ6%アップ)のロール「果敢」の習得条件です。
大剣:スイングダウン 弓:でたらめ矢
武器種別ごと、系統別の「閃き累積値」
行動すると閃き累積値というポイントが付きます。そのポイントがたまると、技の閃く確率が少しずつ上昇していき、最高まで貯まると、閃き率が技に設定されている最高値(だいたい10%から60%)になります。
大体のキャラが序盤、すぐに技を1、2種類閃くのはこの仕様のおかげです。
以下のように、系統別に「閃き累積値」というポイントがたまる。
- 大剣
- 標準系 10ポイント
- パワー系 15ポイント
- 刀系 0ポイント
- 技巧系 0ポイント
- 宝刀系 0ポイント
- 長剣
- 標準系 10ポイント
︙
︙
- 標準系 10ポイント
たとえば、ゲーム開始時のウルピナだとこんな感じになります。
※累積値の説明や閃き率の計算式は後述します。
- 1戦目
- 標準系の長剣 バスタードソード を装備
敵を隼斬りで攻撃 → 長剣標準系の閃き累積値5ポイント獲得
合計5ポイント- 判定1:失礼剣 → 習得済み
- 判定2:音速剣 → 閃き率0.5%
判定に成功したら閃き成功
- 標準系の長剣 バスタードソード を装備
- 2戦目
- 標準系の長剣 バスタードソード を装備
敵を隼斬りで攻撃 → 長剣標準系の閃き累積値5ポイント獲得
合計10ポイント- 判定1:失礼剣 → 習得済み
- 判定2:音速剣 → 閃き率1.0%
判定に成功したら閃き成功
- 標準系の長剣 バスタードソード を装備
2回隼斬りをすると、10ポイント貯まってますので、1%となり、3回隼斬りをすると、1.5%というように、少しずつ確率が上がっていきます。
ここで、持っているバスタードソードを鍛冶で加工してみましょう。
バスタードソード → ロングソード → グラディウス と加工します。
グラディウスは技巧系の長剣です。
ここで戦闘に入ったと仮定して、グラディウスで隼斬りをしてみましょう。
- 1戦目
- 技巧系の長剣 グラディウス を装備
敵を隼斬りで攻撃 → 長剣技巧系の閃き累積値5ポイント獲得
合計5ポイント- 判定1:ライジングノヴァ → 閃き率7.5%
- 判定2:天地二段 → 閃き率1.25%
判定に成功したら閃き成功
- 技巧系の長剣 グラディウス を装備
このように、技巧系を使った場合は技巧系にポイントが入り、標準系のポイントは変動しません。
長剣でも、「標準系」「技巧系」「曲剣系」「妙技系」と、系統が分かれており、それぞれ閃く技や閃く確率、派生が違ってきます。
閃く技と派生の違い
次に、同じ武器種別でも閃く技と派生の違いについて触れていきます。
以下は長剣の各系統で習得可能な技です。
- 標準系
失礼剣 音速剣 ソードガード 神速三段突き 剣風閃 - 技巧系
ソードガード ライジングノヴァ 天地二段 喪神無想 マルチウェイ - 曲剣系
失礼剣 天地二段 デミルーン 剣風閃 不動剣
同一の技が別系統にある場合、片方の系統で習得したら別系統でも習得済みとして認識されます。
閃いてしまえば、系統が違っても使用できます。(技巧系の剣で失礼剣を使える)
続いて、派生の違いです。
標準系の閃き派生はこんな感じです。
- 隼斬り → 失礼剣(60%) → 音速剣(60%) → 神速三段突き(60%)
- 隼斬り → 音速剣(10%) → 神速三段突き(60%)
- 失礼剣を習得済みで、パーティの誰かが敵の攻撃を受ける → ソードガード(15%)
- 神速三段突きを習得済みで、敵が突攻撃を使用する → 剣風閃(15%)
記載の確率は、閃き累積値が最大値までたまっている状態での確率です。
剣風閃は別の条件もありますが、次の項目で解説します。
隼斬りを使うと、失礼剣(60%)と音速剣(10%)を閃くことができます。
失礼剣を使っていても音速剣(60%)を閃くことができ、隼斬りの時より確率が高くなっています。
このように、派生元の技によって確率の設定が違う場合があります。
特定の武器や、特定の鍛冶ランク限定の技
特定の武器や鍛冶ランクでないと閃くことができない技というのが存在します。
先程例に上げた、標準系の剣風閃です。
この技は、標準系の鍛冶ランク7以上の武器でないと覚える事ができません。
以下は標準系長剣の鍛冶ランク例です。
- ランク1
- アイアンソード
- アイアンソード・改
- バスタードソード
- バスタードソード・改
- ランク2
- ロングソード
- ロングソード・土行
- ランク4
- ロングソード・改
- ランク6
- ファルカタ
- ファルカタ・水行
- ファルカタ・火行
- ランク7 ←このランク以降は高ランク技を習得可能
- ファルカタ・克
- ランク8
- ファルカタ・改
- 霊銀の剣
- 霊銀の剣・土行
- 霊銀の剣・金行
- ランク9
- 霊銀の剣・克
- ランク10
- 霊銀の剣・改
- ランク12
- 太陽銀の剣
内部的には、標準1系、標準2系という感じの分類がされているようで、ランク7のファルカタ・克より強い標準系長剣が2系に分類されているようです。
また、ややこしいのですが、ランク7以上限定技は系統別に設定されている技が違います。
剣風閃などややこしい立場の技があるので下記に例を記載します。
青字がランク7以上限定技です。
- 標準系
失礼剣 音速剣 ソードガード 神速三段突き 剣風閃 - 技巧系
ソードガード ライジングノヴァ 天地二段 喪神無想 マルチウェイ - 曲剣系
失礼剣 天地二段 デミルーン 剣風閃 不動剣
この通り、剣風閃は曲剣系だとランクの低い武器でも習得可能となります。
閃き累積値の増加量
最初に記載した閃き累積値ですが、簡単に言うと隼斬りだと5ポイントだったものが、BP2の失礼剣だと6ポイント、BP3の音速剣だと7ポイント、BP8のマルチウェイだと12ポイント貯まります。消費したBPに応じてポイントが1ずつ加算されます。
更に、ベースのポイントは閃き補正値と呼ばれています。
この場合だと4ポイント分が閃き補正値なのですが、これはパーティレベルが上がるとどんどん上昇していきます。
閃き累積値 = 消費BP + パーティレベルに応じた閃き補正値 パーティレベルに応じた閃き補正値 = INT( (パーティレベル + 2) / 4 ) + 4 ※消費BPはランクアップ前の値が基準 ※連撃で消費が減っても元の値が参照される
パーティレベル | 閃き補正値 |
---|---|
1 | 4 |
2-5 | 5 |
6-9 | 6 |
10-13 | 7 |
14-17 | 8 |
18-21 | 9 |
22-25 | 10 |
26-29 | 11 |
30-33 | 12 |
34-37 | 13 |
38-41 | 14 |
42-45 | 15 |
46-49 | 16 |
ここで、パーティレベルについて簡単に解説します。
自分たちが強くなると、敵も強くなっているというのはプレイしていけばすぐに気付くと思います。
実は、自分たちにパーティレベルというものが設定されており、それに応じて敵のレベルもアップしていく状態となります。
パーティレベルは同じ場面で同じ敵と連続して戦うと伸びが鈍化するので、敵が強くて倒すのが辛くなってきたら、繰り返し戦闘できる所でじっくりキャラを育てましょう。
閃き累積値の上限値
閃き累積値の上限値ですが、各系統で覚えている技の数が関係してきます。
初期状態のウルピナの例だと以下のようになります。
習得済み技数と累積値上限値の表も下記に記載します。
- 標準系長剣
習得済み:失礼剣
閃き累積値上限値 100 - 技巧系長剣
習得済み:なし
閃き累積値上限値 40 - 曲剣系長剣
習得済み:失礼剣
閃き累積値上限値 100
習得技数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
体術 | 40 | 100 | 400 | 800 | 2400 | 2400 | 2400 |
杖 二刀流 | 1600 | 2400 | |||||
その他 | 40 | 100 | 400 | 800 | 2400 | 4000 | 6400 |
習得技数1 → 基本技のみの状態
以上より、序盤はせいぜい2つ目の技、終盤なら3つ目くらいの技までは20回以下の行動回数で累積値が貯まりますが、それ以降はかなりの時間がかかります。
例えば、ウルピナの失礼剣について前の方でも触れましたが、標準系と曲剣系の1つ目の技を習得済みとみなされますので、この2つの系統については、次の技を覚えるのが遅くなります。
このように、特にロール習得を狙うときには、なるべく各系統で最低限必要な技のみを最短手順で覚えていき、別の技を覚えてしまったらリセットした方が効率が良くなります。
ロールのために特定の系統4つ目の技を覚えないといけないなどの状況だと、序盤だと低BP技しか使えないと思うので、行動回数にして100回超え、終盤でも30〜50回くらいの行動が必要となります。
まとめ
- 技を使うと閃き累積値が加算され、閃き累積値が貯まったら閃きやすさが上昇する
- 種別ごとに閃く技が違う、派生元の技なども違う
- 特定の鍛冶ランク以上の武器や特定の武器が無いと閃くことができない技が設定されている
- 行動1回ごとの累積値は消費BPやパーティレベルの上昇によって上がる
- 同一系統で技をたくさん覚えていると、累積値が多く必要となる